最近よく見る「白髪ぼかし」
マイナスイメージの白髪がプラスイメージに。
白髪だからこそ楽しめるパーソナルヘアカラーです。
今までの白髪染めは白髪をしっかり染めて隠すことが主流でした。
しかし近年、『白髪を目立ちにくくする』という考え方に変わってきました。
誰しも老いたくはありません。
ですが歳を重ねることを避けることはできません。
どうせなら逆に隠すのではなく、白髪とも上手く付き合っていけば楽しむことも出来るはずです。
メディアやSNSなどの情報により、お客様の白髪に対しての考え方も以前よりポジティブになってきましたね。
美容室で使われるカラー剤やブリーチ剤も進化しました。
それとともに美容師の技術も幅が広がりました。
今までの白髪染めでは表現しづらかった透明感のある色味の表現も可能になりました。
尚且つ髪へのダメージも以前に比べ格段に少なくなりました。
自分らしさや個性として受け入れて、エイジングを楽しむくらいの姿勢だとストレスが減るのかもしれませんね。
そこでページズの「白髪ぼかし」は、
ぼかすだけじゃなく、白髪を自分の個性として生かした
「自分だけのヘアカラーデザイン」というのをテーマにしています。
わかりやすいようにパターン分けしてみました。
パターン①
地毛の黒髪を生かして白髪をぼかしたい方
黒髪をあえて残し、白髪と明るい髪色をミックスしたカラーリングです。
回数を重ねる毎に髪色がミックスして自分だけのオリジナルヘアカラーに育ちます。
色味が抜けてしまった場合、色味だけを補充することも出来るため、毎回ハイライトを入れる必要はありません。
ハイライトは数ヶ月に一度、間2回くらいは色味の補充のみをしているお客様がほとんどです。
なので髪への負担も少なく、スタイルの持ちも良く、お財布にも優しいですね。
お客様 A 様
ベースカット後の写真
4ヶ月ほど前にハイライトを入れ、上からアッシュグレーを被せました。
色も抜けて毛先のみにハイライトが入っている状態です。
根元が伸びていますが、白髪と馴染んでいますね。
でも今回ハイライトを入れ直して綺麗にします。
施術後です。
ハイライトを入れ直して、またアッシュグレーを被せました。
前回のハイライトも残したので、明るいところと少し明るいところ、黒髪、白髪の4色で、より複雑で自分だけのヘアカラーが完成しました。
完成です。
かっこいいですね。
こんな感じに育てていくのも楽しいですよね。 お客様 B 様
約3ヶ月前に、同じくブリーチでハイライトを入れ、グレー系の色味を被せました。
褪色して地の黄味が出ています。
前回はA様より太めで、たくさんハイライトを入れました。
仕上がりはこんな感じです。
こちらもより複雑で、明るさのバリエーションも多めなかっこいいヘアカラーに仕上がりました。
次回のカラーは、2ヶ月後にハイライトはせずに、抜けた色味を補充するだけで綺麗に仕上がります。 ベースのハイライトが入れば、間2回くらいは補充のみでOKです。
モデルのお二人は男性ですが、もちろんあらゆるヘアスタイルで対応できますので、ご相談ください。 パターン②
明るい髪色で白髪を気にせずヘアカラーを楽しみたい方
まだ白髪染めはしたくない、カラーを楽しみたいって方や、どうせなら明るい髪色を楽しんじゃえって方におすすめするヘアカラーです。
明るめのハイライトを入れ、残りの部分には通常のカラー剤(白髪染めではないカラー剤)でそめることで白髪とのコントラストをなくし、白髪自体を目立たなくする事が出来ます。
通常のカラー剤だからこそ、色味のバリエーションが多く、白髪染めより透明感のある髪色を楽しめます。
その場合、白髪浮きはしますが、ハイライトと馴染むため白髪が目立ちにくくなります。
ブリーチを使って、バレイヤージュやグラデーションカラー、インナーカラーなどと組み合わせたヘアカラーデザインも可能です。
お客様 C 様
2ヶ月前にケアブリーチで細めにハイライトを入れ、ベースカラーを白髪染めではない通常のアッシュ系カラー剤で染めました。
ベースの部分はオレンジ味が戻っていますが、2ヶ月経ってもまだ良い感じですね。
ダメージも進んでおらず、艶もあります。
今回はハイライトは入れず、上からベージュ系を被せ、少し落ち着かせましょう。
黄味を抑えて艶が出でましたね、綺麗に染まりました。
今回も白髪染めの薬剤は使用していませんが、馴染んで目立たなくなしました。
メンテナンスはこんな感じです。
パターン③
落ち着いた色味で白髪をぼかしたい方
色味が抜けてきても黄色っぽくなりにくく、でもデザイン性もあって、髪色に厳しい職場環境の方にもおすすめのヘアカラーです。
実際はこれが一番多いかもしれませんね。
ブリーチ剤は使わず、ハイトーンのカラー剤でハイライトを入れます。
そうすることで、毛流れを綺麗に見せ、白髪を目立たせなくします。
こちらもよく見れば、白髪浮きはしますが、ハイライトと馴染み、白髪自体もハイライトの役割をしてくれます。
初めてのハイライトの方や白髪の割合が20%くらいまでの方におすすめのヘアカラーです。
お客様 D 様
いきなり仕上がりの写真ですが、ブリーチはせず、ハイトーンのアッシュ系カラーとローライト、ベースは落ち着いたアッシュブラウンの3色で染めました。
ベースのカラーも白髪染めの薬剤は使わず、透明感のある仕上がりになりました。
白髪も馴染んでいますね。
白髪浮きはありますが、ハイライトとローライトが交互に入っているため白髪もハイライトと馴染み、そんなに目立ちません。
しっかり白髪染めをするより透明感のある色味を楽しめるのが嬉しいですね。
パターン④
白髪も染めたいけど今より明るく見せたい方
ブリーチ剤、もしくはハイトーンのカラー剤を使ってハイライトを入れます。
その他の部分は白髪染めの薬剤を使用し白髪を染めます。
やっぱり白髪は染めたいけど、ハイライトを入れて毛流れを綺麗に見せ、明るいヘアスタイルを楽しみたい方にはおすすめです。
フェイスラインに白髪が多い方、白髪が部分的に集中して生えている方にもおすすめのヘアカラーです。
ハイライトの部分は2〜3回に1回くらいのペースで入れ直しする程度でも効果を持続させることが出来るため、ダメージも少なく、お財布にも優しいです。
お客様 E 様
ローブリーチ(脱色力が優しいブリーチ)で細めにハイライトを入れ、ベースカラーは7レベルの白髪染めの薬剤を使用しました。
ハイライトの部分にはトナー(シャンプー台で行う簡易的なカラー)でアッシュグレーを入れることで黄味を抑えています。
白髪も染めつつ、暗くなり過ぎず、ハイライトの効果で毛流れが綺麗に見えますね。
この技法も、ハイライトが入ることで伸びてきても白髪が目立ちにくいのがメリットです。
ローブリーチを使用していますので、ダメージも感じにくいです。
ハイライトは1カラーおきくらいに入れ直せばOKです。
この様に、一言で白髪ぼかしと言っても
大きく分けてもこれだけの種類があります。
我々美容師はこれを更に分割してパターン分けし、ひとりひとりの髪質やヘアスタイルに合わせて、パーソナルカラーをご提案しております。
実際、ページズでは毎日数人のお客様がこのようなカラーリングをご希望されております。
ほとんどのお客様に喜んでいただきリピーターになっていただいております。
尚、ページズでは、髪のダメージを最小限に抑えるための処理を、カラーやパーマをしている全てのお客様に行なっております。
そのため、ダメージが少なく、色の持ちが良く、残臭も少なく、艶感や手触りの良さやまとまりが良く仕上がります。
トリートメントなどの処理については、次回以降のブログにて詳しくご説明させて頂きます!
是非
ページズの「白髪ぼかし」
体験してみてください!
料金は、通常カラー + 2,000〜3,000円 です。
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